三宅島役所跡の茅葺き屋根の保存や 三宅島の神社の神事に携わる 試行錯誤の中、島の自然環境の中での暮らしの知恵や、そこに含まれる祈りを、大切に伝えてゆく方法について動きながら考えています。
島出身ではなく島々が大好きな私にできることは、どの地区・どの島にことも同じように興味深く、共感しながら記録をしてゆくことかもしれません。他から、より自分の島のことがみえてくる一面もあるでしょう。
【 お知らせ 】(バックナンバーはこちら)
2024/05/21 HPリニューアル作業を継続中。最近の動向はSNSにて。
5月11日 島嶼コミュニティ学会「島カフェ」
5月14日 千葉商科大学「フィールドワーク」授業
に参加しました。他の島の調査も徐々に始めています。
かやぶきっず…
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かやぶきっず&島役所跡
2024/04/27 ホームページのリニューアル作業を始めました。
2021年9月のHP開設から数年を経て、諸活動の整理中です。HOMEと記録を本日更新。
滞っている活動やWEB更新もありますが、試行錯誤でがんばります。
2023・2024年度も引き続き、三宅小中学校授業への参加・研究者と協力しての活動・島外での三宅島の文化に関する紹介などをしています。
2023/04/05 三宅島役所跡に、家族4人で転居しました。
今年度より、國學院大學の共同研究員として、先生方と一緒に探究をしてゆきます。
「かやぶきっず@みやけじま&島役所跡」とリニューアルしたInstagramとFacebookページ、個人のFacebookにて情報発信中。
2023/03/15 三宅中学校にて、京都大学地理学教室とのオンライン交流授業を提案し、実施していただくことができました。
2023/02/28 三宅小学校 3年生での郷土芸能を学ぶ授業のうち、三宅島の祭についての回に参加しました。
民俗学者の橋本裕之先生と國學院大學の深澤太郎先生、元三宅小学校教諭の日野章二先生が講義をしてくださいました。
2023/02/27 國學院大學 日本文化研究所の学内研究会に対面で参加することができました。お招きくださったことに感謝です。
2023/02/03 三宅中学校・小学校にて、専門家による茅と茅葺きに関する授業が実施され、企画・参加をさせていただきました。島役所跡の屋根の状態についてもご覧いただきました。
2022/12/16 3月に参加させていただいた「伊豆諸島の自然保護シンポジウム~自然保護と持続的利用~」(伊豆諸島植生研究グループ )の報告書が発行され、コメントの内容(三宅島の「茅」文化の伝承へ向けた活動に関する報告)が掲載されています。
2022/09/20 三宅中学校で、茅葺に関する郷土学習が実施され、昔ながらの民具や手仕事、地域の方からの聞き取りなどを取り入れた体験学習を企画し、参加させていただきました。
▶ 学びから
聞き書きや、研究者との交流
主に島の民俗や信仰への関心から、聞き取りや文献での探究をしています(専門は人文地理学)。調査研究に来島される 様々な分野の先生方からご教授をいただきつつ、生活する中で得られる情報や感覚を活かして学び記述していきます。
神社の大祭で奉納する神楽についてなど、神職としての実践にもつなげます。島では特に信仰に重きがおかれ、古態が保たれてきた点は重要です。厳しい環境や自然とも関わる、知恵の一つと考えられます。古を伝えることは、健やかな心身と暮らしに繋がると感じます。
伝説もあり遺跡がある、富賀浜には「西の御門」
そして神楽歌には「西の海」と謡われる…浪漫♪
▶ 文化財から
保存活動や、郷土理解学習
東京都史跡「三宅島役所」の保存活用について、専門の先生方へ相談しながら模索中。茅葺屋根を遺すこの古建築には、かつての島の暮らしがあります。神事芸能や銅鏡など、島の深い歴史を示す大切な文化財をしっかりと伝えていく使命も感じ、公的な支援の行き届かないところをフォローして、文化財の大切さを訴えます。学芸員資格や教員免許取得での学びや 美術館勤務の経験を活かし、「周囲から支える」役割を目指します。
学校や地域で 子どもたちへ伝える、郷土学習の取り組みに力を入れています。
東京都文化財ウィーク2020での特別公開の日、
皆さんの「和の文様ぬりえ」作品も展示されました
創作活動、植物の加工技術
木彫彩色作品の制作。’大好きな島に恥じぬよう’と肝に銘じ、風景と想いを描いてきました。自然素材を使ったり、島の色々な場所に置いてみたり、伝統を意識したり…学術的な探究や文化財保存活動ともコラボしてみます。様々なツールともなりうる、アート(美術)の力を信じて。
「文様ぬりえ」や茅をつかった創作活動からは、古に浸る心地よさを感じられる。竹かごの網模様・加工技術など、民具からもアートへのヒントがあり、その逆もあると思う。アイデアは尽きず!
文 化を育んでいく力を!
伝えたいこと、徒然